大谷翔平の人気について。マスコミや野球ファンは世界的なスターと言い、アンチはアメリカなど欧米では有名じゃないと言い、その主張に大きな違いがあります。
日本では国民的スターであるとの見解は一致いますが、海外での人気はどうなのでしょうか。
2026年の調査ではアメリカの人気スポーツ選手で第9位に大谷翔平がランクイン。
アメリカ人以外の外国人としては最高位で、サッカーのスターメッシよりも上位です。メッシは既に全盛期を過ぎており、大谷は今が全盛期という条件の違いこそありますが、それでももはや大谷は世界的スターの仲間入りを果たしているというのが私の見解です。
アメリカ国内での大谷の人気を考えてみます。
大谷翔平と他の外国人スターの比較
グーグルトレンドを使っての比較。(グーグルトレンド=人気なのか問題については後述します)

メッシ>大谷翔平>>ヨキッチとなっています。
ちなみにヨキッチとは日本では馴染みがないかもしれませんが、NBAで3回MVPに輝いている近年トップといってもいい実績を持つユーゴスラビアのスター選手です。メッシは説明不要のアルゼンチンのスーパースター。彼らと比べてもアメリカ国内での注目度は全くそん色がありません。
大谷翔平とNFLスター選手の比較

トムブレイディやパトリックマホームズと比べても遜色はありません。州のローカルスター止まりになりがちなMLB選手としては異例の注目度です。
大谷と他の日本人の比較
大谷よりも大食いの小林やWWEで活躍するプロレスラーの中邑真輔の方が有名という声もあるので、他の日本人と比較していみます。

こんまりや女子プロレスラーのASUKAもそれなりに知られてはいると思いますが、大谷と比べるとさすがに分が悪いです。ちなみに英語だろうが日本語だろうが、データは同期されますので関係ありません。
過去の日本人でいうと松井秀喜はニューヨークの野球ファンからは知られている、イチローは全米の野球ファンにそれなりに知られている、というレベルでした。大谷は既に野球関係なく知られているので、彼らとは比較にならない知名度があります。
大谷が全米で有名になった理由

注目度が跳ね上がったタイミングを見ると、1000億円の契約と水原一平の横領事件が大きなきっかけになっています。日本でフィーバーしたWBCはほぼ関係ないです。
(以前ダルビッシュが「大谷はアメリカでは有名ではない」と言ったり、アメリカに住んでいる女性芸人の野沢直子が「大谷はアメリカじゃスターじゃない」といってざわつかせていましたが、以前は確かにその通りだったので、彼らの言ったことはそれほど間違ってはいません)
その後は50-50の大記録やブラッドピットなども見に来たワールドシリーズでの連覇など、野球のパフォーマンスも一役かってはいるものの、1000億円の契約と一平事件がなければ今ほどの大きなスケールのスターにはなっていなかった可能性は高いです。
これは大谷というよりアメリカでの野球人気が低下しているからであり、野球をプレイしているだけで全米スターになるのはそもそも不可能だと思っていました。その壁を突破するにはハリウッド女優と付き合うぐらいしかないのかなと思っていたんですが凡人の発想でした。
ただし一平はともかくとして1000億円契約のほうは、大谷が野球で結果を出したからついてきたものでもあるので、完全に野球と無関係というわけでもありません。
人気の指標、グーグルトレンドとインスタ
余談ですが人気・知名度を推測する簡易的な指標としては、グーグルトレンドは申し分ないです。多くのデータを扱った指標ですので、実態的な人気との乖離が小さいです。
アメリカ在住の日本人が検索しているだけという方もいるんですが、アメリカ人スターであるトムブレイディは日本では無風なので、その意見は正しくないです。アメリカにいる多くのアメリカ人が大谷に興味を持っている、ということになります。
インスタのフォロワーアは1040万人と他のスーパースター級に比べたら確かに少ないです(ロナウドは6億人以上でレブロンは1.5憶人)。ただしインスタは日本では主流ではないという事情もあります。
日本人で一番フォロワーが多いのがTWICEメンバーのモモで1500万人で、そもそもTWICEは韓国系のグループでもあるので、多くの韓国人がフォローしていると推察されます。
あとは渡辺直美の1000万人なので大体1000万ぐらいがトップの水準です。例えば韓国ではBLACKPINKのリサが1億人のフォロワーがいますし、ほかにも数千万人級の著名人が多くいます。
といった日本人がインスタやってないというハンデはあります。そういえばトラウトもフォロワーが少なく、高齢者が多い野球ファンとインスタの親和性が低いということもあるかもしれません。
ただしSNSのフォロワーというのは、ただ興味を持っているというよりはかなり好意に近い感情があり、グーグルトレンドよりは「ファン」に近い存在ともいえます。
他にも権威のあるアワードなどをもらえばそれも人気の指標になりますし、影響力のある人物からの支持もステータスになります。ですので、人気というのは、それらの要素を複合的に考慮する必要があります。
それを踏まえても大谷翔平は今や完全に世界的スーパースターといっても差し支えないと思います。レブロンジェームズ、メッシ、ロナウド、パッキャオ、フェデラー、ジョコビッチ、ナダル、タイガーウッズらと比べてもそん色のないアスリートが日本から出てくると誰が想像したでしょうか。
日本のメディアによる大谷ハラスメントが指摘されることがあり、個人的にもうんざりする瞬間は確かにあるのですが、このクラスのアスリートが日本から出てきたのは初めてなのでメディアがはしゃぐのもある程度は仕方がないのかもしれませんね。

